妙本寺のノウゼンカズラ。
以前来た時は満開で鮮やかなオレンジ色が印象的だった。
記憶に誘われるように再び訪れた。
妙本寺は日蓮宗の本山(霊跡寺院)で創建は1260年。日蓮宗最古の寺院だ。
外から歩いてくると、門に近づくたびに鎌倉の街の音が鳥の鳴き声に変わり、山の奥へ入ってきたかのように静か。
門をくぐると、鎌倉最大級の木造建築「祖師堂」。
どっしりとした大きな瓦屋根はこの場の空気感を均等に保っている。
中には日蓮聖人の木造が安置されているらしい。今日は誰もいない。
ノウゼンカズラの優しいオレンジ色をやっと見付けた。
しかし8月上旬ではもう遅いみたいだ。
ほとんどが枯れ落ちてしまっていた。
祖師堂へ上がる。
この日は猛暑の暑さだったのに、ここに来ると涼しい風が気持ちよく抜けてくれた。
日蓮聖人の銅像。
またおいで。 と見送ってくれた。
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