鎌倉市内に3つある「かながわの景勝50選」。
そのうちのひとつ、「鎌倉十王岩の展望」は天園ハイキングコース上にあります。
天園ハイキングコースへはいくつかの入り口がありますが建長寺の境内の裏手からスタートが最も一般的なコースでしょうか。ハイキングコース入口から歩き始めてまもなく、細い登山道にひっそりとその石碑はあります。
石碑の裏には、苔に覆われた大きな岩が。どうやらこれが十王岩のようだ。
白い女性の銅像。 なぜかここにあるのかは分かりませんが、十王岩とは関係ないようです。
十王岩の中央には、岩に掘られた3体の像があります。
左から如意輪観音(観音菩薩)・地蔵菩薩・閻魔大王だそうです。風化が酷くてほぼ原型を留めておりません。
この岩は「喚き(わめき)十王」という別名もあり、
山に吹き上げる強い風の音が、泣き声のように山麓に響いていた事からこう呼ばれたとか。
かながわの景勝50選にされている「鎌倉十王岩の展望」については
樹林に囲まれている為、残念ながらその展望は見る事ができませんでした。
冬枯れの季節、岩の上部に立てば枝の隙間から展望が見えるかもしれませんが、
3体の像の上に乗っかるなんて事はできません。
登山道を少し進めば、鎌倉の街並みと由比ガ浜を眺めるスポットはたくさんあります。
鎌倉十王岩 アクセス
【所在地】 〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8(建長寺の住所です) 天園ハイキングコース上にあり
【交通 バス利用】 JR横須賀線「北鎌倉駅」→徒歩 建長寺へ 天園ハイキングコース入口 → 徒歩約10分
【かながわの景勝50選 一覧表はこちら】
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